日本のたばこには5種類の税金が課せられており、その税負担率は約60%にも達します。
ここでは、たばこにかかる各税金の詳細をわかりやすく解説します。
たばこ税は、国に納める税金の中で最も大きな割合を占める税金です。 製造たばこの本数に応じて課税され、国の重要な財源の一つとなっています。
たばこ特別税は、国鉄(現JR)の債務返済などを目的として導入された特別目的税です。 たばこ税とは別に課税されます。
地方たばこ税は、都道府県に納められる地方税です。 地域の財源として活用されます。
市町村たばこ税は、市町村に納められる地方税です。 国税のたばこ税に次いで高い税額となっています。
消費税は、たばこの小売価格(税込)に対して課税されます。 他の税金を含めた価格に対して10%が課税されるため、実質的に「税金に対する税金」となっています。
実際に1箱580円のたばこを購入した場合、どれだけの税金が含まれているかを見てみましょう。
| 税の種類 | 金額 |
|---|---|
| たばこ税(国税) | 136.04円 |
| たばこ特別税(国税) | 16.40円 |
| 地方たばこ税 | 21.40円 |
| 市町村たばこ税 | 131.04円 |
| 消費税(10%) | 約52.73円 |
| 税金合計 | 約357.61円 |
| 税負担率 | 約61.7% |
※つまり、580円のたばこを買うと、そのうち約358円が税金となります。
実際の製造コスト・流通コスト・小売店の利益は約222円(約38%)に過ぎません。
たばこの税金は、健康政策や財政政策の観点から段階的に引き上げられてきました。 今後も値上げが予想されるため、禁煙を検討する一つのきっかけになるかもしれません。
たばこに高い税金が課される理由は、主に以下の3つです。
このように、たばこ税は「健康増進」と「財政確保」という二つの側面を持つ税金です。